大変大変お待たせしました。
ようやくチャッピー検出器の新製品の発売となります。
価格は172,800円(税込)となります。
思い切ってCsIの体積をチャッピー検出器10倍!にしました。
これで何と10分で25Bq/kg(Cs(セシウム)合算方式)
Cs分離方式でも1時間もあれば15Bq/kg位までいけるようになりました。
色は現在のところ黒のみです。(検出部)
検出部はチャッピー検出器と同一サイズのケースを使用していますので
チャッピー検出器のなんちゃてマリネリ容器や放射線遮蔽BOXがそのまま使用出来ます。
続いてはチャッピー検出器とiPadのみで@mikage氏の放射線スペクトル表示ツール SPViewerを使う方法です。
@mikage氏にお願いして、対応して頂きました。ありがとうございました。
1.PCでの環境構築
最初にDropbox環境を構築します。
さすがにこれはiPad単体では難しいのでPCから行なって下さい。(初回のみです。)
まず、Dropbox のIDのない方はIDの取得して、ソフトをインストールして下さい。
又、新規ID取得者は2012年8月からは既定PUBLICフォルダを廃止共有リンクに移行した
らしいので ここをクリックしてPUBLICフォルダを作成して下さい。
次にDropbox内のPUBLICフォルダ内に解凍したspviewerのファイルを全てコピーします.
ここではpublicの下にCHAPPIEというフォルダを作成して その下にコピーしています。
そして、下図のように「spviewer.html」を右クリックして,Dropbox→公開リンクのコピー,
を選ぶと,クリップボードに「http://dl.dropbox.com/u/0000000/spviewer.html」の
ようなリンクがコピーされます。 このリンクが公開用のLINKとなります。PCでの準備は以上とな
ります。
今まではレッド1色のチャッピー検出器でしたがツイッターで黒月☆縷々 様からの強いご要望もあり、黒も発売することに致しました。
価格、仕様は今までのレッドと全く変更ありません。
昨日ソフトバンクさんよりiMetryというチャッピー検出器製品版に似た商品が発売となりました。
iMetryは空間線量のみを意識しているようですのでコンセプトは若干異なる気がしますが
チャッピー検出器製品版とスペックを比較してみました。(カタログ上)
iMetry VS チャッピー検出器製品版 比較
iMetry チャッピー検出器
結晶サイズ 2×1×1cm 2cc 1.27×1.27×1.9cm 3cc
γ線測定エネルギー範囲 約350keV〜2000keV 70keV~2200keV
感度 約2000cpm/μSv/h以上
約4500cpm/μSv/h
サイズ 25.0× 25.1× 53.3mm 38 x 94 x 31mm
3ccの結晶を使っていることもありスペック的にはチャッピー検出器製品版の方がかなりいいです。
iMetryはiPad専用のようですが、ソフトはチャッピー検出器でも動きそうな気がするのでそのうちテストしてみたいと思います。
前回23年産の渋川産白米を29時間測定したところ、チャッピー検出器は29時間測らないとダメだと思われてしまうよとご指摘を受けました。
29時間測った理由はK-40のND(不検出)ではなく3σ以上にしたかったからです。
今回は10分 20分 30分 1時間 10時間 20時間
の測定データを発表致します。K-40は20時間でもNDでしたがCsの結果は概ね良好です。
1時間でNDが消えて3σとなっています。かなり実用的ではないでしょうか!
既に色々な測定器で測定されている平成23年産渋川産白米をチャッピー検出器製品版で測定致しました。
ソフトはベクモニを使いCsを合算して測定するCs合算モードのROIを使いました。
結果的には1hの測定でもそれなり数値が出ていますが量が少ないため、CsのNDが消える(3σ)には12h位掛かりました。又K-40のNDが消えるまでには29h掛かりました。
せっかくコメントを頂いていたのに、このBLOGの仕様がわかっていなくて
お返事が遅くなり申し訳ございませんでした。MAILのお返事の方が相応しい内容の
場合は公開せずに、直接MAILをお送り致しました。
BLOGにコメント頂いた方以外にもチャッピー検出器に関して基本的な性能についてのMAIL
による質問も何通か頂きました。
そこで同一検体によるゲルマニウム半導体検出器(キャンベラ GC2020)とのクロスチェックを
行いと思います。第1回目は23年産渋川産白米を測定してみたいと思います。
この23年産渋川産白米はGC2020以外にも多くの測定器で測定されたものなので
大変参考になると思います。ちなみのキャンベラ GC2020での測定結果はこちらです。
(Cs-137 33.37Bq/kg Cs-134 22.63Bq/kg K-40 283.4Bq/kg)
それでは渋川産白米を190mlのタッパーに入れ測定開始。重さは192kgです。
結果は順次UP致します。